天然素材の漆
天然素材の漆は毒性が無く、成分ウルシオールが殺菌性や抗菌性を持ちます。
成分中のゴム質には保湿力があり又、酸やアルカリ、アルコール等に侵されません。
漆で一番心配されることは『かぶれ』です。
その人の体質により『かぶれる人』と『かぶれない人』とがあります。
とは言っても生の漆を取り扱う職人が注意することでありますが、
まれに漆器や漆ぬり家具を使用してかぶれる人もいるようです
漆とは
漆は自然から生まれた塗料です。ヨーロッパでは『japan』と呼ばれています。
漆の樹に傷をつけておくと、そこから少量ずつ出てくる乳白色の液体です。
漆を収集する職人は気の遠くなる作業を初夏から晩秋まで繰り返し行っています。
採取した漆をろ過し、熱を加えながら攪拌し、水分を蒸発させながら黒漆や透漆を作ります。
その後は顔料を混ぜ朱漆が出来上がります。
漆と化学塗料
化学塗料の発達で、色々な塗料が出ています。
それらには長所もありますが、様々な短所も見受けられるようです。
製造過程で公害を起こしたり使用する際溶液を蒸発させて乾燥させる為光化学スモッグを発生させ、 中には環境汚染に繋がる物もあります。
漆は漆液に含まれる特異な働きで乾燥する全く無公害な塗料であると共に工業的にも学術的にも優れた性質を兼ね備えています。